AT&Tスピンオフ完了
先日、AT&T(T)のスピンオフが完了し、富松にも新会社Warner Bros. Discovery(WBD)の株式が割り当てられました。
富松は元々、特定口座でAT&T(T)を保有していたのですが、スピンオフによってAT&T(T)と、Warner Bros. Discovery(WBD)の株式は両方とも一般口座に払い出されることとなりました。
以前の記事でも書きましたが、スピンオフは元々抱えていた事業を分社化する(別の会社として切り離す)行為になります。
したがって、スピンオフ後のAT&Tの価値は、切り離したワーナーメディアの事業価値分下がることになるため、執筆視点でのAT&Tの株価は「19.54ドルまで下がっている」ということになります。
その対価として新会社Warner Bros. Discovery(WBD)の株式を受け取っているので、スピンオフ自体で株主が損(=株式の価値毀損)をするということはありません。
しかし、AT&T(T)保有者の中には、「新会社Warner Bros. Discovery(WBD)の株式なんていらないや」と思っている人も少なからず存在するので、同社(WBD)の株価は、現在大きく売られる展開となっています。
この影響で新会社Warner Bros. Discovery(WBD)のPER(株価収益率)は16.9倍と、本来の企業価値から考えると、かなりディスカウントされた株価となっています。
富松は「効率的市場仮説」を信じているので、スピンオフ直後のお祭り騒ぎが鎮まれば、いずれ適正価格付近(PERで20倍くらい)まで、WBDの株価は戻ってくると考えています。
富松の一般口座の状態はどうなったか?
さて、ここからは富松が利用しているSBI証券を前提にお話しします。
まず、富松の一般口座の状況は以下の通りです。
しれっとIBMもスピンオフして一般口座に移動してきていますねww
IBMは1株しか持ってなかったので、IBMからスピンオフした新会社株式(Kyndryl Holdings)は割当てられず、相当分の権利は現金で貰う形となりました。
さて、実際に特定口座で保有していたAT&T(T)がスピンオフすると↑の画像のように、AT&T(T)株もスピンオフで割り当てられたWarner Bros. Discovery(WBD)株も一般口座に払い出されます。
NISA枠でAT&T(T)を保有している場合は、NISA枠内にAT&T(T)が残るものの、スピンオフで割り当てられたWarner Bros. Discovery(WBD)株は一般口座に払い出されることになります。
新会社Warner Bros. Discovery(WBD)は富松が直接購入したわけではなく、スピンオフによって割り当てられた株式なので参考単価(=平均取得価格)及び、参考金額(=取得金額合計)は表示不能(ハイフン表示)になっています。(画像内の赤枠参照)
さて、ここからが問題なのですが、一般口座にある株式を売却する際には自身で確定申告する必要があります。
特に新しく割り当てられたWarner Bros. Discovery(WBD)株の取得価格は表示されていないので、売却を予定している人は自分でこの価格をメモするなりして管理する必要があります。(おそらくSBI証券からこの手の情報の通知が来るはず・・・きっと来るはず・・・。)
こういった手続きの煩雑さを嫌って、スピンオフ前に株式を売却しておいて、スピンオフ後に再度株式を購入する人も多いです。
外国税額控除を受けるために、元々自分で確定申告している人にとっては大した話ではないのですが、これまで確定申告をしてこなかった人にとっては少し面倒な話ですよね。
一方で、配当金に関しては一般口座であっても損益通算の対象となり、源泉徴収はされるので、「外国税額控除を放棄する」&「一般口座株式の売却をしない」という前提であれば手間はかからないと思います。
まとめ
富松は今のところ、AT&T(T)もWarner Bros. Discovery(WBD)も売却する予定はありません。
富松の一般口座の絵面を見るとひどい惨状のように見えますが、実態は以下になります。
- これまでのAT&T(T)への投資額合計は20,750ドル
- これまでにAT&T(T)から受け取った配当金合計は4,098ドル
- 現在のAT&T(T)とWarner Bros. Discovery(WBD)の評価額合計は16,729ドル
つまり、16729 + 4098 – 20750 = 77 となり、
現在77ドルのプラスですww
4年近く保有してきた割にはひどい成績ですが、マイナスではないし、(減配はするものの)今後も配当金を生み出すので、このまま放置することにしていますww
まぁマイナスじゃないから売却しないというよりは、AT&T(T)もWarner Bros. Discovery(WBD)が今後どうなっていくのか気になっているので保有を続けるという「今後の楽観シナリオに期待」という感じですかねw
AT&T(T)とWarner Bros. Discovery(WBD)が富松のポートフォリオに占める割合も以下の通りで、今後も継続してETFの買い増しを続けるため、更にこの割合は減少していくことになります。
AT&T(T):9%
Warner Bros. Discovery(WBD):3%
他の銘柄の含み益がかなり育ってきているので、仮に両社が倒産しても富松ポートフォリオ全体からすると大したダメージにはならないことも「保有継続」の理由の一つとなりますね。
今後も配当金をジャンジャン生み出し、あわよくば増配し続けることで以前の配当水準まで戻ってきてくれることを心から願います☆
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません