【銘柄分析】ゼネラルミルズ(GIS)
ゼネラルミルズ(GIS)はアメリカでは超メジャーな巨大食品企業になります。
ヨーグルト、シリアル、冷凍食品、スナック菓子、アイスクリームなど数多くのブランドを有していて、創業も1856年と100年以上続く伝統的な企業です。
基本情報
本社:アメリカ合衆国 ミネソタ州 ミネアポリス
設立:1928年(創業は1856年)
ティッカー:GIS
セクター:生活必需品
株価:51.58ドル (2019/04/15時点)
配当利回り:3.79% (2019/04/15時点)
減配したことがない伝統的な食品大手。戦局厳しいがさらなる進化の予感あり☆
企業の特徴
ゼネラルミルズの商品の中でも特に日本人に馴染みがあるのは「ハーゲンダッツ」ですね。
野菜の缶詰、瓶詰、冷凍食品で有名なグリーンジャイアントもゼネラルミルズのブランドです。
「とんがりコーン」のルーツも実はゼネラルミルズの商品だったりします。
「とんがりコーン」はハウス食品の商品ですが、元々はゼネラルミルズがBuglesという商品名で販売していたもので、ゼネラルミルズからハウス食品への技術提携によって生まれた商品なのです。
ゼネラルミルズは過去に減配したことはなくキャッシュフローも安定しているので、配当金再投資戦略には丁度いい銘柄と考えています。
より強くなるための変化
食品大手と言えども、シリアルやヨーグルトのような比較的参入障壁が低いカテゴリーでは、ネット通販を利用したプライベートブランドの参入が多く、苦戦を強いられているようです。
こういった状況を打開するためか、ゼネラルミルズは2014年にオーガニック食品製造企業であるAnnieを買収し、2018年にペットフード大手のブルーバッファローを買収しております。
ペットを買われている方ならご存知かも知れませんが、ブルーバッファローは自然食材を使用したオーガニックなペットフードで業績を伸ばしてきた企業です。
ペットというのは飼い主にとって我が子同然なので、「ペットにもよりよい物を食べさせたい」というニーズに上手くフィットしている良いビジネスだと思います。
つまり、ゼネラルミルズは昨今増えつつある「消費者の健康嗜好」を上手く捉えて変化しているのです。
富松の見ているもの
人間だけでなく、生き物の食品需要は永続するものなので、食品をはじめとする生活必需品セクターの銘柄というものは割と長期投資しやすいです。
ゼネラルミルズもその例外ではありません。
ただ、富松は「ゼネラルミルズの真価」がそういったディフェンシブな企業であるという事だけではなく、前述の企業買収に代表する「ニーズを感知して素早く変化する」という点だと考えています。
ゼネラルミルズに限らず米国企業はこういった動きが当たり前の文化みたいにできているので新たな価値(イノベーション)が生まれやすく、長期投資の対象となりうるのです。
現在、富松も保有している銘柄ですが、まだまだ保有株数が少ないので割安なタイミングで引き続きの買い増しを行う予定です。
補足
富松はハーゲンダッツを食べる時は仲条あやみが出演しているCMのように「少し溶けるのを待つ」なんてオシャレ女子みたいなことはしませんw
熱伝導スプーンのような文明の利器を利用することもありませんw
鉄板の如くガチガチに固まったバーゲンダッツに対して「スプーンが折れるか」、または「自分の指が折れるかどうか」のフルパワーで格闘することこそが漢の食べ方だと考えていますw
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