米国株投資における為替リスクの考え方
米国株投資を始めるにあたって為替リスクを気にする方も多いと思います。
株価が上がっても為替が円高に振れたら(円評価で)儲からない(マイナスになる事もある)じゃないのか?ってことだよね。

今回は為替リスクに対する富松の考え方を書いてみようと思います。
株式投資をする際に為替リスクは(ほぼ)必ず存在する
よく「(日本の)国内企業の株を買えば為替リスクを考えなくてよい」と誤解している人がおりますが、そもそも国内企業の株も為替リスクに晒されています。
日本経済を牽引している企業は外需で稼ぐ(輸出型)企業がほとんどです。
外需で稼ぐという事は、為替レートが「原材料の仕入れ価格」や「商品やサービスの提供価格」を左右し、結果的に業績を左右する要因に繋がります。
日本国内で為替リスクが無い企業というのは「原材料の仕入れ」から「商品やサービスの提供」が国内に閉じた企業を差すことになるので、必然的に事業規模が小さめな企業になりがちです。
日本の人口は年々減少傾向にあるため、こうした完全内需の企業が「今後、モリモリ成長していく」というシーンは考えにくく、無理に為替リスクを避けた銘柄選定を行うと、結果的に投資対象がリスキーな銘柄に集中してしまうという状況に陥ってしまうので注意が必要です。
為替リスクは無理に避ける必要はない
為替リスクは避けようと思えば避けられます(為替の先物やFXがその手段となります)が、このリスクヘッジのコストが意外と高くつくので長期投資を前提とするならば、追加でコストをかけてまでヘッジする必要はないと考えます。
為替リスクのヘッジが必要ない理由
富松は「長期で毎月定期的に米国株を買い続ける」を基本ルールとしています。
つまり、米国株を購入する度に「日本円から米ドルに両替(俗に言うドル転)」を実施することになります。
結果的にこれが「ドル転のタイミングを分散する」ということになり、「為替リスクの影響をマイルドにできる」という効果に繋がっているわけです。
定期購入するという事で「購入する株」にも「ドル転レート」にもドルコスト平均法(っぽい)所作を取っているってことです。

補足ですが、「米国株による資産形成」を脅かす程の強烈な円高というのは、(金融危機でもない限り)発生確率が低く、また発生した場合でも持続性がない事も「わざわざヘッジする必要がない」と考える理由の一つになります。
「リスク」という言葉の意味からチャンスを見出せ!
そもそも「リスク」という言葉は「何か悪い事が起きる可能性」というニュアンスで使われがちですが、金融におけるリスクとは「(結果の)不確実性」という意味を持っています。
例えば・・・
A:100階建ての高層ビルの屋上から飛び降りる
B:3階建てのマンションの屋上から飛び降りる
という2パターンのシーンがあった場合、リスクが高いのはBになります。
Aは「確実に死ぬ」のでリスクゼロだけど、Bは「死なないかもしれない(不確実性が高い)」のでリスクは高いことになるんだよ。

話を戻すと、為替リスクとは「損失の可能性」も抱えていますが、その裏返しとして「利益の可能性」も抱えていて「どっちに転ぶかよくわからん(不確実)」というところが本質になります。
つまり「利益の可能性」に対して資金の投入が狙えるのであれば、わざわざ追加コストをかけて「損失の可能性」と共に捨てるものではないのです。
富松の個人的な考え方ですが、株価の変動リスクと同様に為替の変動リスクというのは投資戦略次第で十分吸収可能なリスクだと考えています。
やっぱり暴落時買付準備金(円)は必要だと思うよ☆

まとめ
為替リスクは投資戦略次第で許容可能なリスクです。
為替リスクを避けて通るくらいなら、為替リスクのチャンスの面を取り込める投資戦略で向き合う方が効率的だと考えます。
そもそも「米国経済への投資」は為替リスクを差し引いても尚、大きなリターンを投資家にもたらすことが可能だと思っています☆

ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません