【銘柄分析】コカ・コーラ(KO)

2021年4月19日

たまに超飲みたくなってしまうんだよねw

コカ・コーラ(KO)はアメリカを代表すると言っても過言ではない世界最大手の清涼飲料水メーカーです。

ウォーレン・バフェットの経営する会社「バークシャー・ハサウェイ」も大量に保有(筆頭株主)していることから「バフェット銘柄」としても有名です。

もちろん富松も保有している銘柄です。

基本情報

本社:アメリカ合衆国( ジョージア州 アトランタ )

設立:1892年(100年以上の歴史があります。)

ティッカー:KO

セクター:生活必需品

株価:46.71ドル(2019/04/11時点)

配当利回り:3.42% (2019/04/11時点)

景気後退局面でも光り輝くディフェンシブ銘柄ですね。

企業の特徴

コカ・コーラ(KO)は清涼飲料水のみに特化した企業です。

世界200ヶ国以上でビジネス展開しており、典型的なワイドモート(※)企業です。

※ ワイドモートとは 他社の参入を阻む障壁 (経済的な堀)を指し、

以下の要素の有無がおおよその判断材料となります。

1.事業規模の優位性(他社より事業規模が大きい)
2.市場占有率が高い(または独占している)
3.無形資産(ブランドや特許等)
4.ユーザーにとって他社への乗り換えコストが大きい
5.ネットワーク効果
6.製品やサービス提供にかかるコストの優位性

企業としては成熟しており、直近の株価急成長は見込めませんが、キャッシュフローが安定している事と、株主還元に積極的な企業なので56年連続増配が実現できています。

また、2012年以降、毎年1%程の自社株買いを継続していることもポイント高いですね。

日本のコカ・コーラボトラーズとの関係

まず、コカ・コーラ(KO)の日本法人である日本コカ・コーラが日本市場における商品開発や原液の製造を行っております。

そして東証一部に上場しているコカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(2579)は、日本コカ・コーラから「原液を購入して、商品を製造して売る」というフランチャイジー企業です。

つまり、ドリンクの製造~販売はフランチャイズ化された末端のボトラーズ企業が行っており、本体のコカ・コーラ(KO)はドリンクのレシピを売るようなビジネスモデルなので経営コストが低くて済むのです。

っていうか、なんやかんやで

世界中からの利益が胴元であるコカ・コーラ(KO)本体に集まるようになっているのです。

よくペプシコーラやペプシマンで有名なペプシコ(PEP)と比較されたりしますが、ペプシコ(PEP)は飲料以外にもスナック菓子等の食品分野にも展開していたりで、ビジネスモデルとしては別物の印象です。

富松の見ているもの

大企業の創業者や企業を成長させた経営者というのは例外なく優秀な人(または天才)です。

ただ、人間は永遠に生きるわけではないので企業経営が別の人間に引き継がれていくというイベントは避けて通れません。

そのためビジネス自体が高度な技術を要する場合、経営陣の代替わりリスクは高くなります。

その点コカ・コーラ(KO)はビジネスモデルがシンプルなのでそういったリスクは低いです。

前述のワイドモートという点を考えても長期保有向きな優良銘柄であることは明白ですね。

そして昨今、先進国を中心に炭酸飲料離れがリスクとして指摘されていますが、富松はまったく逆の考えです。

実は20年前には発展途上国だった国民の所得レベルは当時と比べかなり上がって来ています。

つまりコーラを嗜好品として手に出来る人達が徐々にではありますが増えてきているのです。

当時の発展途上国の人口と先進国の人口比が、約4対1程度である事を考えると、眠れる巨大市場が完全に目覚めた時、コカ・コーラ(KO)が一体どうなるのかが楽しみです。

長期投資をする場合、重要なのはやっぱり「株価」よりも「その企業のビジネス」ですね。

銘柄分析

Posted by tomimatsu