非課税って言葉の響きがたまらない☆
株式投資をする上で常にリターンの足を引っ張る存在。
それは「税金」です。
NISAは「年間120万円以下の少額投資の場合、売却益や配当金にかかる20%の税金を無しにしますよ。」といういわゆる非課税投資枠として既に有名です。
「年金ヤバいから自分でも対策しといてね」という政府からのアツいメッセージにしか聞こえないのですが、少額でも「非課税」というメリットは最大限に生かすべきです。
というわけで、今回は富松のNISA口座利用方針とその理由について記載します。
まず、多くの人が非課税投資枠を利用しようと考えた場合、「NISA」か「つみたてNISA」いずれかを選択することになるわけですが、富松は以下の理由で「NISA」を選択しました。
- 年間の非課税投資枠がNISAの方が大きい
- NISAの方が購入できる商品の選択肢が広い
そもそも個別株や米国ETFをやる時点でNISA一択なんですけどねw(つみたてNISAでは買えない)
NISAの概要
- 売却益や配当金に関しては非課税だが、損失については損益通算できない。
- 米国個別株、米国ETFの売買が可能(つみたてNISAでは買えない)
- 年間非課税枠は120万円
- 非課税期間は5年間
- 非課税期間終了後に特定口座に商品を移管する際には移管時の「時価」が新たな「取得価格」とみなされる。
といった感じですかね。
補足ですがNISAで米国株を購入する場合、非課税になるのは日本側でかかる税金部分で、アメリカ側でかかる税金部分は非課税になりません。
さて、NISAは1の特性から明らかに長期投資向けの制度設計になります。
また、5の特性から非課税期間終了時には含み益がある状態でないとお得感はありません。
そして、いくら売却益が非課税だからといって短期売買目的で利用すると「サンバイオ(4592)の悲劇」のような個別株大暴落による「損益通算不能」な多額の含み損を抱えることになります。
正しく使えば宝箱。間違えばミミックということですね。
NISAの利用パターンを考えてみる
◆NISA使い方パターン1
「S&P500などのインデックスに連動するETFや、広域(全米、全世界)に分散されたETFを買い、五年後のキャピタルゲインを非課税にする」
これはもう最適解です。
NISAの使い方のお手本みたいなものです。(つみたてNISAの場合も同系の投資信託で埋めるのが最適だと思います。)
過去の歴史を振り返っても、五年後の下落リスクが最も低い選択肢になります。
(というか長期投資を前提とした場合、一般人が得られるトータルリターンが最も高い選択肢になります。)
米国ETFだと
VOO:バンガードS&P500連動ETF
VTI:バンガード全米国分散ETF
VT:バンガード全世界分散ETF
あたりが経費率も低くて割りとメジャーな候補ですかね。
◆NISA使い方パターン2
「高配当株を買い、配当金を非課税にして配当金再投資戦略を加速させる。」
ETFの中には高配当を売りにしているものもあるので、分散による銘柄固有のリスクを避けつつ配当金を貰う戦略も可能です。
VYM:バンガード米国高配当株式ETF(配当利回り=3.01%)
HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF (配当利回り=3.49%)
VIG:バンガード米国増配株式ETF (配当利回り=1.85%)
昨今の株高の影響でそんなに高い利回りではないですね。
リスクをとって更に高い配当利回りが欲しい場合は個別株の領域に入ってきます。
日本株と違い4~6%の高配当銘柄がゴロゴロあります。
また、ADR(米国預託証券)で株式売買に伴う利益が非課税の国の銘柄(例えば英国企業)をNISA口座で買うことで、「アメリカ側からの課税をゼロ」にし、更に「日本側からの課税もゼロ」にするような手法も取れます。
例えばNISAで英国石油大手のロイヤルダッチシェル(RDSB)を買うと、配当金(執筆時点の配当利回り5.8%)が丸々非課税で手に入ります。
ただし、個別株はそれなりに銘柄固有の株価下落や減配のリスクがあることを忘れずに。
富松はNISA口座を何で満たすか
富松はこのNISA枠を
VOO:バンガードS&P500連動ETFと
VYM:バンガード米国高配当株式ETFを半々で埋める方針をとっています。
上記以外の個別株はすべて特定口座で買い付けしています。
富松はSBI証券を利用していますが、NISA枠でETFを買うときに手数料がかからないので嬉しい限りです。
さて、あなたは自分の宝箱(NISA枠)を何で埋めますか?w
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