自分の時間 = お金?
「時は金なり」という諺があります。
意味はそのままで「時間はお金と同じように貴重なので空費すべきではない」という意味ですね。
でも本当は「自分の時間」というものはお金より貴重だと富松は考えます。
お金持ちは「自分の時間」は自分のためだけに使い、お金を稼ぐためには(お金で買った)労働者の時間や、お金そのもの(資産)を使います。
お金持ちは「自分の時間」を使わずにお金を得られるので、お金に対する希少性はなく、
自分の時間 > お金
の考えが成立します。
一方、労働者はお金を得るために「自分の時間」を使い、得たお金を生活の糧として消費してしまいます。
そしてまたお金を得るために 「自分の時間」を使うこととなるので 、労働者にとってお金とは「自分の大切な時間と引き換えに得られる大切なもの」という認識となります。
労働者は、豊かさを求めて労働しているので、必然的に「今よりも多くのお金」を求めることになります。
そして、労働者は 「今よりも多くのお金」 を得るためにもっと多くの「自分の時間」を捧げて懸命に働くことになります。
しかし、自分という1人分の人的資本が労働によって生み出せるお金には限界があるため、労働時間の増加に対して労働者が満足する豊さは得られません。そしてまたより多くのお金を求めるというスパイラルに墜ちていくことになります。
結果、
自分の時間 < お金
の考えから抜けられないのです。
富松は労働者です。
しかも、割と長時間労働が常態化してる業界の労働者です。
だから今より多くのお金を稼ぐために労働時間を増やすという考え方は死を意味しますw
それより、お金持ちと同じ事をしたほうが良いはずです。
そう。「自分の時間」ではなく、お金を使ってお金を稼ぐのです。
複利の力
富松は既に労働しています。
だから更に多くの稼ぎを得るためには、
お金持ちと同じように(富松が稼いだ)お金にも労働してもらう必要があります。
そこで投資が必要となるのです。
投資したお金は利息がつくものです。
その利息を再投資すれば利息に利息がつくという状態になります。
これが複利なのです。
アインシュタインをもってして、
「宇宙で最も強力な力だ」と評価したこの力は時間の経過と共に威力が増大していくので利用しない手はありません。
以下に単純に毎月5万円貯金した場合と、
毎月5万円を30年間、年5%の複利運用した場合の差を示してみます。
複利運用しない場合、30年後の資産総額は1800万円なのに対し、
複利運用した場合、30年後には4000万円を超えることになります(税引き前)。
複利運用を継続した場合、ある時を境にお金が生み出すお金の額が元本を超え始めることがグラフからわかりますね。
ここで最も重要な事実なのが
自分が労働せずに得られるお金が年々大きくなってくる
という点です。
自分以外の存在(お金)がお金を稼いでくれているのです。
この複利の力は時間の経過とともに増大するので積み立てる額よりも運用する時間の長さこそが重要であるのは言うまでもないことです。
まさに「時は金なり」です。
しかし、人間は寿命を延ばすことはできないので、できるだけ早くこの事実に気付いて資産運用を開始した人(若い人)ほど大きな資産形成の難易度は下がることになります。
投資の神様ことウォーレン・バフェットも以下のように言っています。
ゆっくりとお金持ちになるのはかなり簡単です。しかし、すぐにお金持ちになるのは簡単なことではありません。
時は金なり。
長期投資こそ安全な資産形成の道を開く。そして自分の時間は大切に。
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