NISA制度の本質と毎年満額勢のキモチ
新NISAが始まって3年目の枠を埋めつつある今日この頃。
巷では「年間360万円も投資資金を捻出できるわけねーじゃねーか!!」と激高する人々の傍らで、静かに毎年360万円(満額)NISA枠に放り込んでいる人々も存在します。
富松も「期限の切れた旧NISAの投資資金」を使って、何とか満額(年360万円)を埋めている感じです。
「NISAは最速を目指すゲームではない」という意見があります。
それは「とある条件下」では正しいです。
しかし、NISA枠満額勢は「とある条件」を無視できないと考えているため、頑張って満額埋めている人が多いと思いと考えます。
ポイントは「インフレ率」
例えば「インフレ率」が0%の状況下ではNISAの生涯投資枠1800万円を最速5年で埋めようが20年で埋めようが「枠」の1800万円の価値は変わりません。(まぁ運用期間の差がでるとは思いますが、それはまた別の話になります。)
現在の日本のインフレ率は(2025年12月時点の前年比では)約2.1%だそうです。
正常に経済成長する国では、インフレ率というものは2~3%の間で推移し続けるものなので、(高市政権云々は置いておいて)今後、日本が正常に経済成長する国に戻ることを予想するのであればインフレ率が2~3%台を維持し続けるのは予想できると思います。
例えばタンス預金で1800万円あったとしましょう。
インフレ率が2%で20年続いたとしたら、「20年後の1800万円」の実質価値は・・・
インフレ率が3%で20年続いたとしたら・・・
ということになります。
インフレ率3%計算だとほぼ半額になってますね。恐ろしい・・・。
これはタンス預金に限らず「NISAの生涯投資枠」の価値にも当てはまります。
現状、制度上「インフレ率に応じて枠の上限を広げます」という制度設計になっていないのでなるべく早く投資枠の上限まで埋めた方が、「制度の利用効率」としては最大効率を目指せることになります。
株価の上下はコントロールできませんが、インフレに対する対策はある程度個人でもできますからね。
以前、新NISAの効率に関する話を書きましたが、このインフレ率も無視できない要素となりますね。
こう考えると現在、現役でお金を稼げる世代、またはお金を持っている世代は新NISA制度にマッチしていますが、まだ新NISA制度を利用できない世代(例えば富松の娘とか)は不利ですね・・・。
あ!だからこどもNISAの話が出てきたのかしら?
まとめ
インフレ率は単年で考えると大したことないように見えます。
ただ、インフレ率も長期でみると複利が効いてくるので10年、20年という単位でみると馬鹿にできない物価上昇に化けてきます。
現役労働者の世代はインフレ率の上昇と共に収入もある程度増えるでしょうが、銀行預金を正義としてきたリタイア世代は、この(正常なはずの)インフレ率は地獄になるのではなかろうかと思います。
この地獄を避けるためにも「投資」は必要で、新NISAは「投資」のリターンを得やすくなる素晴らしい制度であると思うのです。
せっかくの制度は使わないと損ですよ。




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