年収200万円時代を生き残るために
日本人の平均年収は少しづつ上昇傾向にあると言われますが、毎年税率が上がるため、税金を引いた後の実質の手取り年収(可処分所得)は年々低下傾向にあります。
コロナショックにより景気後退は回避できないため、平均年収の下落トレンドはしばらく継続する事態は回避できないでしょう。
国税庁の発表している「平成30年分民間給与実態統計調査結果」の結果を見ると、平均年収は約440万円となっていますが、この金額はあくまで「平均」であり、一部の高額所得者の年収も混ざっているため、実態から乖離していることを忘れてはいけません。
厚生労働省の発表している同年の「賃金構造基本統計調査」も併せてみると実態が良く分かると思います。
以下は発表内容を簡単にまとめた表です。
分布の山を確認してみると、年収200~300万円代の所が中央値となっており、ひと昔前に危惧されていた「年収300万円時代」を通り越して「年収200万円時代」の幕開けとなっていることが分かります。
このグラフから「現在平均以上に稼げているサラリーマンも一度レールを踏み外すと元の年収レベルに戻る難易度はかなり高い」という事が伺えます。
コロナショック前の時点で年収200万円代が中心って
もはや発展途上国レベルだね(驚愕)
賢い兎は三つの巣穴を持つ
中国の古典に「狡兎三窟」という言葉があります。
「賢い兎は、常に三つの巣穴を持ち、一つが潰されても他の穴に逃げ込めるようにしている」
という言葉通りの意味になります。
「狡兎」とは厳密には「ずる賢い兎」を意味するけど、「自分が生き残るために知恵を使う」ことを「ずる賢い」とは思わないけどね。
「狡兎三窟」という言葉はリスク分散の基本的な考え方ですが、サラリーマンという生き方に当てはめると「収入の複線化を図る」という捉え方になります。
日本人は「この道一筋」みたいな職人気質の考え方や生き方が好まれる風潮がありますよね。
でも「その道が断たれたらどうする?」みたいな話はあまり議論の対象として挙がりませんw
結局、何にも考えてないってことだよねw
そもそも「サラリーマンとして給与を稼ぐ」という行為は自分自身が実働することが前提となっています。
しかし人間は永遠に生きれるわけではないですし、加齢に伴う能力や健康状態の低下、不慮の事故や病気等によって「自分自身が実働できなくなる」可能性も忘れるべきではないと考えます。
「保険に入る」等に選択肢も出てきますが、一生分の生活費が賄えるわけではないですし、保障を手厚くすれば保険料も跳ね上がるので本質的な解決にはなりません。
収入をどう複線化するか
収入の複線化と言っても「本業後にバイトする」みたいな話は現実的ではないですよね。
(就業規則で副業禁止の企業も結構ありますからね。)
ただでさえ通勤時間長いんだから仕事から帰ったら風呂入ってゆっくりしてーよw
なので、自分自身が実働しなくても収入に繋がる「権利収入」を構築することが重要になってきます。
富松が既に実施しているのは
①株主になって配当金を得る。
②ブログを運営して広告収入を得る。
の二つです。(②は収入というほど稼げてないので趣味の域ですねw)
他にもアフィリエイト、不動産投資、太陽光発電等色々ありますが、なるべく初期コストが低かったり、初期コストが調整可能なもののほうが始めやすいと思います。
また、本を執筆して出版したり、作曲活動をしたりと自分の趣味でやっていることを収益化する方向もありだと思います。(才能の要素が影響しますが、初期投資額が低くても大きな収益に繋がる可能性があります。)
権利収入を構築するまでに実働のコストはかかりますが、一度構築してしまえば(その権利が有効な間は)寝ててもお金が入ってくるという状態にできるわけです。
お金持ちの振る舞いこそ貧困から脱却する答えがある
結局、お金持ちの人達は権利収入の「構築」と「拡大」に長けているからお金持ちであり続けられるわけです。
自分自身がサラリーマンとして(実働で)稼げる額は所詮「自分1人分」が限界となりますが、権利収入に関しては上限なんて無いですからね。
たとえ1つ1つの権利収入が細く小さなものであっても、複数の収入経路を束ねて大きくしていったり、時間の経過によって収益の成長が狙えるのであれば本業同等の権利収入を構築することも不可能ではないと思います。
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